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本ページは、がん免疫製剤を処方されている方を対象に、適切な治療を受けていただくことを目的としています。

尿路上皮がん

Chapter 3

腎盂・尿管がんの検査と診断、治療法

腎盂・尿管がんの検査と診断

腎盂・尿管がんの診断には、どんな検査が必要ですか?

主に下記のような検査が行われます。これらの検査を組み合わせたうえで総合的に判断されます。

国立がん研究センター がん情報サービス「腎盂・尿管がん」
国立がん研究センター東病院ホームページ「病気と治療についてー腎盂・尿管がん」
日本臨床腫瘍学会編:新臨床腫瘍学 改訂第6版, p475-476, 南江堂, 2021

腎盂・尿管がんの治療法

腎盂・尿管がんの治療法には、どのようなものがありますか?

外科手術と薬物療法、放射線療法があります。病期や患者さんの状態に応じて、単独または併用治療が選択されます。

転移のない患者さんでは、多くの場合、がんがある側の腎臓や尿管のすべてと膀胱の一部を切除する方法が行われます(「腎盂・尿管がんの外科治療について教えてください」参照)。「筋層浸潤性がん」の患者さんでは、必要に応じて手術の前後に薬物治療が追加されることもあります(補助的薬物療法)。「転移性がん」の患者さんでは、薬物療法を中心に治療を進めます。
病期ごとのおおまかな治療法を下図に示しました。患者さんによって異なることがありますので、詳しくは主治医に確認してください。

国立がん研究センター がん情報サービス「腎盂・尿管がん」
日本臨床腫瘍学会編:新臨床腫瘍学 改訂第6版, p476-477, 南江堂, 2021
Bajorin DF, et al. N Engl J Med. 2021; 384(22): 2102-2114
Powles T, et al. N Engl J Med. 2021; 384(12): 1125-1135

腎盂・尿管がんの外科治療について教えてください

腎盂・尿管がんの手術では、深達度にかかわらず「腎尿管全摘除術・膀胱部分切除術」が選択されます。

「腎尿管全摘除術・膀胱部分切除術」とは、がんがある側の腎臓と尿管、膀胱の一部を切除するもので、腎盂・尿管がんに対する標準的な術式として用いられています。
筋層への浸潤やリンパ節への転移が疑われる場合は、周囲のリンパ節を切除する「リンパ節郭清」が施行されることもあります。

外科手術の主な合併症

癒着(ゆちゃく)による腸閉塞(ちょうへいそく)や感染症による発熱などがあります。

国立がん研究センター がん情報サービス「腎盂・尿管がん」
日本泌尿器科学会編:腎盂・尿管癌診療ガイドライン2014年版, p30-38, 42-44, メディカルレビュー社, 2019

国立がん研究センター がん情報サービス「腎盂・尿管がん」
小島祥敬 監修:泌尿器がん 術前術後管理のすべて, p69-70, MCメディカ出版, 2021