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本ページは、オプジーボ・ヤーボイ併用療法をされている方を対象に、適切な治療を受けていただくことを目的としています。

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悪性黒色腫を治療中の患者さんへ

Chapter 2

オプジーボ・ヤーボイ併用療法

オプジーボ・ヤーボイ併用療法とは

2種類の異なる免疫チェックポイント阻害薬を組み合わせて用いる治療法です。

オプジーボとヤーボイは、T細胞にかけられた免疫のブレーキを解除する働きがある「免疫チェックポイント阻害薬」です。
オプジーボは「PD-1」、ヤーボイは「CTLA-4」と呼ばれるT細胞のアンテナにそれぞれ結びつくことで、抑制信号をブロックし、免疫のブレーキを外します。これによってT細胞は、妨害を受けることなく、再びがん細胞を攻撃できるようになります。
オプジーボ・ヤーボイ併用療法は、2種類の免疫チェックポイント阻害薬を組み合わせることで、がんに対する攻撃力を高め、効果的な治療を行うために用いられます。

やさしく学べるがん免疫療法のしくみ, p26-29, 60-61羊土社, 2016
日本臨床腫瘍学会編:がん免疫療法ガイドライン, p6-9, 金原出版, 2016

治療の進め方

オプジーボ・ヤーボイ併用療法からオプジーボ単独投与への流れ

オプジーボ・ヤーボイ併用療法は、通常4サイクル行います。その後オプジーボによる単独投与に移行します。

投与方法

併用療法とオプジーボ単独投与

オプジーボとヤーボイは、点滴で投与します。

オプジーボ・ヤーボイ併用療法の対象となる方

悪性黒色種の患者さんのうち、手術による治療が難しい方が対象となります。

治療を受けることができない患者さん

オプジーボやヤーボイに含まれている成分に対して、以前、アレルギー反応(気管支けいれん、全身性の皮膚症状、低血圧など)を起こしたことがある方は、さらに重いアレルギー反応が出る可能性があるため、治療は受けられません。

治療を慎重に検討する必要がある患者さん

次のような方は、オプジーボとヤーボイによる治療を受けられないことがあります。

  • 自己免疫疾患にかかったことがある方
  • 間質性肺疾患**にかかったことがある方
  • 臓器移植(造血幹細胞移植を含む)を受けたことがある方
  • 自己免疫疾患
    免疫機能が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう病気で、甲状腺機能異常症や関節リウマチ、1型糖尿病などが自己免疫疾患に含まれます。
  • Chapter3「特に注意すべき副作用」をご参照ください。

オプジーボ添付文書
ヤーボイ添付文書
悪性黒色腫の適正使用ガイド(オプジーボ・ヤーボイ)

治療中の妊娠と授乳について

女性の患者さん

妊娠中にオプジーボやヤーボイを投与する、あるいは投与中の患者さんが妊娠した場合には、胎児に好ましくない影響や流産が起きる可能性があります。オプジーボやヤーボイの投与中だけでなく、投与終了後も注意してください。
妊娠した場合は、医師に相談してください。また、母乳を通じて乳児に影響が出るおそれがあるため、オプジーボやヤーボイによる治療中は授乳をしないようにしてください。
なお、避妊に関しては産婦人科にご相談ください。

男性の患者さん

パートナーが妊娠する可能性のある場合や、妊娠している場合は、胎児に影響が出るおそれがあるため、オプジーボやヤーボイ投与中を含め投与終了後も、適切な避妊法を用いてください。

オプジーボ添付文書
ヤーボイ添付文書
悪性黒色腫の適正使用ガイド(オプジーボ・ヤーボイ)