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本ページは、オプジーボを処方されている方を対象に、適切な治療を受けていただくことを目的としています。

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胃がんを治療中の患者さんへ

Chapter 3

オプジーボによる治療

オプジーボとは

ブレーキを外してT細胞の免疫力を回復させ、がん細胞への攻撃を助ける治療薬です。

オプジーボは、T細胞のPD-1と結合して免疫の働きにブレーキがかからないようにする「免疫チェックポイント阻害薬」です。
オプジーボが血液に入ると、T細胞のPD-1と結びつくことでがん細胞との結合が阻害され、かけられたブレーキが解除されます。
こうしたオプジーボの作用によって、T細胞は、妨害を受けることなく、がん細胞を攻撃できるようになるのです。

やさしく学べるがん免疫療法のしくみ, p26-29, 羊土社, 2016
日本臨床腫瘍学会編:がん免疫療法ガイドライン, p6-9, 金原出版, 2016

Iwai Y, et al, J Biomed Sci, 24(1), 2017
国立がん研究センター がん情報サービス「免疫療法」

オプジーボによる治療の対象となる方

オプジーボは、胃がんの患者さんのうち、手術による治療が難しい患者さん、または再発をきたした患者さんで、薬物療法を受けたことがある方が対象となります。
  • 抗がん剤による化学療法(分子標的薬との併用を含む)

オプジーボによる治療を受けることができない患者さん

オプジーボに含まれている成分に対して、以前、アレルギー反応(気管支けいれん、全身性の皮膚症状、低血圧など)を起こしたことがある方は、さらに重いアレルギー反応が出る可能性があるため、オプジーボによる治療は受けられません。

オプジーボによる治療を慎重に検討する必要がある患者さん

次のような方は、オプジーボによる治療を受けられないことがあります。

  • 自己免疫疾患にかかったことがある方
  • 間質性肺疾患**にかかったことがある方
  • 臓器移植(造血幹細胞移植を含む)を受けたことがある方
  • 自己免疫疾患
    免疫機能が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう病気で、甲状腺機能異常症や関節リウマチ、1型糖尿病などが自己免疫疾患に含まれます。
  • Chapter4「オプジーボの特に注意すべき副作用」をご参照ください。

オプジーボ添付文書
胃癌の適正使用ガイド(オプジーボ)

オプジーボによる治療方法

オプジーボは、14日間(2週間)に1回、点滴で投与します(これを繰り返します)。

治療中の妊娠と授乳について

女性の患者さん

妊娠中にオプジーボを投与する、あるいはオプジーボ投与中の患者さんが妊娠した場合には、胎児に好ましくない影響や流産が起きる可能性があります。
オプジーボ投与中だけでなく、投与終了後も注意してください。
妊娠した場合は、医師に相談してください。また、母乳を通じて乳児に影響が出るおそれがあるため、オプジーボによる治療中は授乳をしないようにしてください。
なお、避妊に関しては産婦人科にご相談ください。

男性の患者さん

パートナーが妊娠する可能性のある場合や、妊娠している場合、胎児に影響が出るおそれがあるため、オプジーボ投与中を含め投与終了後も、適切な避妊法を用いてください。

オプジーボ添付文書
胃癌の適正使用ガイド(オプジーボ)