悪性黒色腫は、術後の早い時期に転移や再発が発見され、予後不良となることがしばしば起こります。術後補助療法とは、術後の転移や再発を防ぐために行われるもので、悪性黒色腫では、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、インターフェロンなどによる治療が検討されます。
一方、病気が進行して手術による治療が難しい場合や、がんが再発した場合などは、全身療法として化学療法(抗がん剤)、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬による治療が行われます。
日本皮膚科学会/日本皮膚悪性腫瘍学会編: 皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン 第3版 メラノーマ診療ガイドライン2019
日本皮膚科学会/日本皮膚悪性腫瘍学会:皮膚悪性腫瘍ガイドライン第3版 メラノーマ診療ガイドライン2019
国立がん研究センター がん情報サービス「悪性黒色腫(皮膚)」
日本皮膚科学会/日本皮膚悪性腫瘍学会:皮膚悪性腫瘍ガイドライン第3版 メラノーマ診療ガイドライン2019
国立がん研究センター がん情報サービス「悪性黒色腫(皮膚)」
日本皮膚科学会/日本皮膚悪性腫瘍学会編: 皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン 第3版 メラノーマ診療ガイドライン2019
各薬剤でみられる主な症状は次のようなものがあります。
薬剤ごとに発現する副作用は異なりますので、服用する薬剤の副作用の詳細については医師や薬剤師、看護師に確認しましょう。
国立がん研究センター がん情報サービス「悪性黒色腫(皮膚)」
日本皮膚科学会/日本皮膚悪性腫瘍学会編: 皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン 第3版 メラノーマ診療ガイドライン2019
がんの療養中は、痛みや吐き気、食欲低下、だるさなどといった体の不調が日常生活を妨げることがあります。がん医療における緩和療法とは、がんに伴う体と心の痛みを和らげ、生活やその人らしさを大切にする治療です。
例えば悪性黒色腫が脳や全身へ遠隔転移した場合に、放射線療法を行うことで、転移や再発に伴う症状を和らげる緩和医療としての効果があったことが報告されています。
緩和療法は患者さんがどのような病状であっても、どのような時期でも受けることができますので、緩和療法について話を聞きたいときには、担当医や看護師に相談してみましょう。
国立がん研究センター がん情報サービス「緩和ケア」
日本皮膚科学会/日本皮膚悪性腫瘍学会編:皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン 第3版 メラノーマ診療ガイドライン2019