がんの三大治療として、がんを切り取る「手術」、がんに放射線をあてる「放射線療法」、抗がん剤などの薬を用いる「薬物療法」があります。からだに本来備わっている免疫のはたらきを利用する免疫療法は、第四の治療法と言われています。
また、がんの治療には局所療法と全身療法があります。局所療法には、手術と放射線療法が当てはまり、がんの場所が特定でき、そのがん細胞を取り除いたりする治療法です。
一方、全身療法には薬物療法と免疫療法が当てはまり、主にがんが最初に発見された場所とは異なる遠くの臓器や組織に転移した際などに行う治療法です。
なお、複数の治療法を組み合わせた治療のことを「集学的治療」と言います。
監修:慶應義塾大学 医学部
細胞情報研究部門 教授
河上 裕 先生