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「がん免疫.jp」は、がんと向き合う方やそのご家族の方を含む、がん免疫について詳しく知りたい方を対象としています。

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大腸がん

Chapter 2

大腸がんの検査と診断

大腸がんの病期

病期(ステージ)とはなんですか?
どのように決められますか?

病期とは、病気の進行の程度を数値で示したもので、治療方針を立てるうえで重要な判断材料となります。

大腸がんの病期は、がんが大腸の壁のどこまで深く達しているかを示す深達度(しんたつど)(T)、リンパ節への転位の状態(N)、他の臓器への転移の有無(M)、の3項目をもとに、大きく0~Ⅳの5段階に分けられます(TNM分類)。
治療を始める前に判定されるこの病期を「臨床病期」といい、数字が大きくなるほど、がんが進行している状態を表します。

早期がんと進行がん

大腸がんは、がん深達度によって「早期がん」と「進行がん」に分けられます。がんの深さが粘膜下層(ねんまくかそう)までにとどまるものを「早期大腸がん」、粘膜下層より深くに達するものを「進行大腸がん」といいます。進行がんになると、早期がんよりもリンパ節や他の臓器に転移する可能性が高くなります。

もっと知ってほしい大腸がんのこと, p6, NPO法人キャンサーネットジャパン, 2019
国立がん研究センター がん情報サービス「大腸がん」

もっと知ってほしい大腸がんのこと, p7, NPO法人キャンサーネットジャパン, 2019より作図

大腸がんの検査と診断

診断にはどんな検査が必要ですか?

大腸がんが疑われた場合は、大腸内視鏡検査を行います。
診断が確定したら、画像検査でがんの深さや広がりを調べます。

検診による便潜血(べんせんけつ)検査の結果が「陽性」であったり、血便や便通異常などの症状から大腸がんが疑われる場合は、大腸内視鏡検査による精密検査で組織を採取し(生検)、病理検査でがん細胞の有無や状態などを詳しく調べます。
大腸がんと診断された場合は、さらに画像検査(注腸造影、CT、MRI検査など)によって、がんの位置や深さ、転移の有無などを確認し、病期を判定します。

国立がん研究センター がん情報サービス「大腸がん」
大腸癌研究会編, 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2014年版, p14-17, 金原出版, 2014
もっと知ってほしい大腸がんのこと, p5, NPO法人キャンサーネットジャパン, 2019

国立がん研究センター がん情報サービス「大腸がん・検査」
大腸癌研究会編, 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2014年版, p14-17, 2014