文字サイズ変更

「がん免疫.jp」は、がんと向き合う方やそのご家族の方を含む、がん免疫について詳しく知りたい方を対象としています。

閉じる

ホジキンリンパ腫

Chapter 2

ホジキンリンパ腫の検査と診断

ホジキンリンパ腫の病期

病期(ステージ)とはなんですか?
どのように決められますか?

病期とは、病気の進行の程度を示したもので、治療方針を立てるうえで重要な判断材料となります。

ホジキンリンパ腫では、病変の数と体内での広がり具合によって、Ⅰ期からⅣ期の4段階に分けられます。
このうち、病変が、横隔膜(おうかくまく)をはさんで片側だけにあるⅠ期~Ⅱ期を「限局期」、上下両方に広がっていたり、リンパ節以外の臓器にも病変があるⅢ 期~Ⅳ期を「進行期」としています。
また、3つの全身症状(発熱・寝汗・体重減少)のうち、1つでも症状がある場合はB(症状あり)、ない場合はA(症状なし)と表記してより細かく分類されます。
ただし、限局期であっても、B症状や巨大な腫瘤を伴う場合は、進行期として扱う場合があります。

日本血液学会, ほか編:造血器腫瘍取扱い規約 第1版, 2010

ホジキンリンパ腫の検査と診断

診断には、どんな検査が必要になりますか?

診断に欠かせないのが「リンパ節生検(せいけん)」です。
画像検査では、リンパ腫の広がりを確認して病期を判定します。

最初に問診や触診を行って、リンパ節の腫れがどこにあるか、腫れに気づいたのがいつ頃かなどを確認したあと、血液検査や尿検査で、患者さんの全身状態を詳しく調べます。
次に、しこりのあるリンパ節を手術で採取する「リンパ節生検」を行います。ここで得た組織を使って「病理検査」を行い、リンパ腫の診断や病型、細胞表面にあるタンパク質(抗体)の種類などを確認し、診断と今後の治療方針に役立てます。さらに画像検査や骨髄検査を行って、リンパ腫の大きさや広がり具合を調べ、病期を判定します。
CTやPET検査などは、治療効果を確認する際にも行われます。

国立がん研究センター がん情報サービス「悪性リンパ腫の検査」

すぐよくわかる リンパ腫のやさしい講義, p38, メジカルビュー社, 2015

国立がん研究センター がん情報サービス「悪性リンパ腫の検査」

みるみるナットク血液疾患, p20-22, 文光堂, 2016