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「がん免疫.jp」は、がんと向き合う方やそのご家族の方を含む、がん免疫について詳しく知りたい方を対象としています。

ホジキンリンパ腫

Chapter 4 治療と副作用

治療の種類

ホジキンリンパ腫の治療には、化学療法、放射線療法、造血幹細胞移植、分子標的治療、がん免疫療法などがあります。

化学療法

抗がん剤を用いてがん細胞の分裂を抑え、がん細胞の増殖を抑えたり消滅させることを目的とした治療法です。
血液中に入った抗がん剤は、全身をめぐって体内のがん細胞を攻撃します。これにより、リンパ腫の病変がある部分だけでなく、検査ではわからなかったような小さな病変に対しても効果が期待できます。

国立がん研究センターがん情報サービス「がんになったら手にとるガイド」薬物療法(抗がん剤治療)のことを知る

放射線療法

体の外から病変がある部位に放射線をあててがん細胞を消失させたり、小さくする治療法です。
ホジキンリンパ腫は、放射線療法によく反応する疾患の1つとして知られています。
治療スケジュールは、照射部位や総線量などの要件を反映した治療計画にもとづいて決められます。

国立がん研究センターがん情報サービス「がんになったら手にとるガイド」放射線療法のことを知る
インフォームドコンセントのための図説シリーズ 悪性リンパ腫 改訂版, p28-35, 医薬ジャーナル社, 2009

造血幹細胞移植

強力な抗がん剤や放射線療法による治療でリンパ腫細胞を破壊した後、血液細胞のもととなる造血幹細胞を点滴で体内に入れ、健康な血液をつくる機能を回復させることを目指した治療法です。ただし、身体への負担が非常に大きいため、高齢の患者さんや臓器障害のある方には適さないことがあります。

インフォームドコンセントのための図解シリーズ悪性リンパ腫改訂版, p60-71, 医薬ジャーナル社, 2009
がん情報サービス「造血幹細胞移植を受ける方へ」

分子標的治療

がん細胞の表面にある特定の分子(タンパク質など)をターゲットに攻撃するようにつくられたお薬による治療法です。ホジキンリンパ腫における適応は、再発または治療抵抗性の古典的ホジキンリンパ腫でCD30陽性の患者さんが対象となります。

国立がん研究センターがん情報サービス「がんになったら手にとるガイド」薬物療法(抗がん剤治療)のことを知る
インフォームドコンセントのための図解シリーズ悪性リンパ腫改訂版.p28-71, 医薬ジャーナル社, 2009

がん免疫療法

人の体内にもともと備わっている免疫の力を使って、がん細胞への攻撃力を高める治療法です。ホジキンリンパ腫に対しては、「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれる治療薬が用いられます。適応は、再発または治療抵抗性の古典的ホジキンリンパ腫の患者さんが対象となります。

すぐよくわかる リンパ腫のやさしい講義, p62, メジカルビュー社, 2015
もっと知って欲しいがん免疫療法のこと, p8-9, NPO法人キャンサーネットジャパン, 2016

監修:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 血液内科部長
伊豆津 宏二 先生