文字サイズ変更

「がん免疫.jp」は、がんと向き合う方やそのご家族の方を含む、がん免疫について詳しく知りたい方を対象としています。

肺がん

がん免疫療法と免疫チェックポイント阻害薬のメカニズム

免疫機能が正常に働いている状態では、私たちの体はがん細胞を「自分ではないもの」と判定し、T細胞という免疫細胞が主役となって、がん細胞を攻撃します。
その一方で、がん細胞は免疫のはたらきにブレーキをかけて、免疫細胞の攻撃を阻止していることがわかってきました。
例えば、がん細胞は、細胞表面にPD-L1という物質を作り出し、T細胞にあるPD-1という物質と結合します。がん細胞がPD-1から「がん細胞への攻撃を止めろ!」という信号を発信することで、T細胞の働きにブレーキがかかり、がん細胞に攻撃できなくなります。

そこで、がん細胞によるブレーキを解除することで、免疫細胞のはたらきを再び活発にしてがん細胞を攻撃できるようにする新たな治療法が考えられました。現在では、免疫チェックポイントと呼ばれているブレーキ役の部分(PD-L1とPD-1の結合)を阻害する薬(免疫チェックポイント阻害薬)が実際の治療に使用されるようになってきています。

参考:坪井正博. よくわかる最新医学 肺がんの最新治療, p51, 主婦の友社, 2013
がん情報サービス. 肺がん―治療の選択, 2016年4月アクセス

がん免疫療法のメカニズムを動画で解説

参考:坪井正博. よくわかる最新医学 肺がんの最新治療, p51, 主婦の友社, 2013
がん情報サービス. 肺がん―治療の選択, 2016年4月アクセス