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がん免疫療法

Pseudo Progression

Pseudo progressionは抗腫瘍免疫の発現を表していることがある

抗腫瘍免疫応答の性質により、腫瘍の成長や新病変の発現という形で、疾患が進行しているように見えることがあります1。これはpseudo progressionとして知られるものです。Pseudo progressionは腫瘍の成長を表すものではなく、疾患の進行として誤って評価されている可能性があります1,2

免疫細胞が腫瘍部位に浸潤すると、腫瘍が成長しているように見えたり、新病変が現れたりすることがあります1。獲得免疫応答を開始するには時間が必要であるため、十分な反応が発現するまでの間、pseudo progressionは腫瘍が成長し続けていることを表している可能性もあります1,3

疾患の進行が確認できるまで、pseudo progressionを考慮に入れなければなりません。Pseudo progressionと疾患の進行を見分けるのは困難な場合があります1。組織学的確認が常に可能なわけではありませんが、以下の項目を注意深く評価することは、pseudo progressionを特定するのに役立つことがあります1,4

  疾患の進行 Pseudo Progression
Performance Status(PS) 悪化 安定または改善
全身症状 悪化 改善する場合も
改善しない場合もある
腫瘍の拡大を示す症状 あり ある場合もない場合もある
腫瘍負荷

ベースライン

新病変

増大

出現し、大きくなる

最初に増大し、その後奏効

出現後安定および/
またはその後奏効

生検によって明らかになる
可能性のあること
腫瘍の成長を示す証拠 免疫細胞の浸潤を示す証拠

頻度は高くありませんが、pseudo progressionはがん免疫療法に対する反応を評価する際の重要な検討事項の1つです3。現在、pseudo progressionと疾患の進行を見分ける方法を特定するための研究が進行中です。

References:

  1. Wolchok JD, Hoos A, O’Day S, et al. Guidelines for the Evaluation of Immune Therapy Activity in Solid Tumors: Immune-Related Response Criteria. Clin Cancer Res. 2009;15:7412-7420.
  2. Chiou VL, Burotto M. Pseudoprogression and Immune-Related Response in Solid Tumors. J Clin Oncol. 2015;33:3541-3543.
  3. Hales RK, Banchereau J, Ribas A, et al. Assessing oncologic benefit in clinical trials of immunotherapy agents. Ann Oncol. 2010;21:1944-1951.
  4. Eisenhauer EA, Therasse P, Bogaerts J, et al. New response evaluation criteria in solid tumours: Revised RECIST guideline (version 1.1). Eur J Cancer. 2009;45(2):228-247.